みんなしりたいリンケージ今週のひみつは、NPOからです。今回のテーマは「発達の凸凹さんが生きやすい社会になるには」です。
「障がい」とは何か。常に私たちは問われ続けています。
WHOの定義では、「障がいとは『生きるうえでの困難』」とされています。
とすれば、世界中の人々が発達の凸凹に関する理解を深め、暮らしやすい環境を一緒に考え、子どもや若者が自分に自信をもって、安心して、日常生活を送ることができれば、自閉症スペクトラムもADHDも障がいではなく、その方の一部になります。
それでも、発達の凸凹さんは少数精鋭派です。
少数派は多数派が生きやすい社会に合わせることを強いられることが多いのも事実です。
哲学者市井三郎氏の著書「歴史の進歩とは何か」の中に、「歴史の進歩とは、自らに責任のない問題で苦痛を受ける割合が減ること」とあります。
発達の凸凹は悪いものでも、隠すものでも、ましてや治すものでもない。
でも、周囲の理解が及ばないことで、子どもや若者が苦痛を受けているとしたら。
私たちひとり一人が過去の人々より、進歩することを期待されているのです。