みんなしりたいリンケージ今週のひみつは放課後等デイサービス「そらまめ2」からです。
今週のテーマは「本の紹介」です。
皆様、まだまだ寒い日が続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?
節分も過ぎ、暦の上ではもう春ですね。昔の日本は、春が1年の始まりとされていたようです。
今年も1年の始まりに、そらまめに関わっている皆様が、健康で幸せに過ごせます様にと願いを込めて、節分の活動をいたしました。かわいい赤鬼さんも登場しました。
さて、今回は「わたしはあかねこ」という本の紹介をいたします。
この本は、お父さん、お母さん、兄弟達とは全く似ていない色で産まれてきたあかねこちゃんのお話です。
お父さんもお母さんも兄弟も、みんな一匹だけ違う色をしているあかねこちゃんを不憫に思い、あの手この手を使って、みんなと同じ様にしようと必死です。もちろんよかれと思って…
でもあかねこちゃんの想いは違ったのです。みんなと同じ色にはなりたくないし、何より唯一無二の自分の赤色が大好きなのです。ありのままの自分を認めてもらえなかったあかねこちゃんは、ある日家出をしてしまいます。そこで出会ったお互いを認め合える大切なパートナーに出会い、新しい家族を作るのです。
私が素敵だなと感動したのは、あかねこちゃんが自分の事を好きって思えること。自己肯定感、自尊感情が高いあかねこちゃんは素敵です。
自己肯定感や自尊感情は自然には生まれません。
お父さんやお母さん、お子さんに関わる周囲の者が、ありのままのお子さんを認め、あなたはあなたのままでいいというメッセージを送り続けることが大切なのだと感じています。
そういう私も、成人した息子に対して、ダメ出しや口出ししたくてモヤモヤすることもたっくさんありますが(笑)
家出をしたあかねこちゃんはどうなったのでしょうか。文章では描かれていませんが、結末が知りたい方は是非絵本を読んでみてくださいね。
絵本は貸し出しもいたします。放課後デイスタッフにお気軽にお声掛けください。