みんな知りたいリンケージ今週のひみつ
~放課後デイサービス~
今週のテーマは「条件とサイクル」です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。朝夕がすっかり冷え込むようになりました。私事で恐縮ですが、ちょうどここ数年、ちょうどこの時期に榛名湖へ行き、白鳥のボートからの(足腰を鍛えます)紅葉を楽しむということをしています。先日行ったところ、白鳥から見える景色は紅葉が既に終わってしまい、もの寂しそうな山の中に、1つ2つ紅葉を残すというものでした。それはそれで風情があり、「今年も来てよかったな~。」と思えました。皆さんもご存じのことかと思いますが、紅葉には紅葉する条件が関わっています。とくに条件の内容にはふれませんが、自然界にはある条件を満たすと、次へすすむというサイクルがあるようです。「自然は凄いな~。」とそんなことを考えていたら、そらまめでも似たようなことがあり「なるほどな!」と感動をした記憶がよみがえってきました。今回はこの感動をした時のことを紹介したいと思います。
4月上旬、子どもと一緒に大玉トマトの種をプランターに蒔きました。なかなか芽がでず、やっとでてきたと思ったら全然大きくならず…もうダメかと思い諦めかけたのですが、一縷の望みを託し地植えにすることにしました。すぐに大きくはなりませんでしたが、真夏の水やりなど子どもたちやスタッフが世話をしてくれたおかげで、大きく成長しました。茎も太く、枝葉も生い茂り、支柱を立てるほどになりました。が、しかし、それからはなかなか実がならず…。実がならないのだと諦めかけたその時、小さい実を発見しました!しかも1つだけ実が赤くなっていました。1つだけ、赤い、奇跡のトマト!を見つけた時は、とても嬉しかったです。すぐに子どもに伝えると、「収穫をしたい!」と言ってくれ、収穫祭をやりました。奇跡のトマトは収穫をしてくれた子が、大事そうに持って帰りました。ということは、実がならないわけではない。どういうことか調べてみると、実がなるまでには、大玉トマトは開花後50~60日かかるとあり、逆算してみると、まだその時期ではなかったのです。それからは、ひたすら水やりに徹しその日を待ちました。すると、なかなか増えなかった実が次々となり、驚くほど沢山なったのです。子どもに伝えると、すぐに「トマトを見たい!」と見てもらうと、トマトの数の多さにビックリしていました。「赤くなったら収穫しよう!」と子どもと約束をしました。「赤くなる日が待ち遠しいな~」と思いながら、また水やりに徹しました。が、しかし、一向に赤くならず…。またかということで調べてみると、実がなってから赤くなるまでには50~60日かかるというもので、気温や日照時間によって変動し、また、「積算温度(毎日摂氏の平均温度を合計した値)」も関わっており、目安として1000℃(例えば、毎日の平均気温が20℃ならば約50日)必要となるというものでした。なんてことでしょうか。気温が低くなってきてしまっている。何か手を打たねば…。と更に調べてみると、実にビニール袋をかけることで温度を保つことが出来るとあり、早速ビニール袋をつけました。現在、積算温度が何度になっているのか、いつその温度に達するのかも不明ですが、達した時には赤くなり始めるのだと思い、日々水やりをしています。そして、その時がきたら子どもとの約束を果たしたいと思います。
