みんなしりたいリンケージ今週のひみつ 放課後等デイサービスそらまめ2

今週のテーマは「子どもの防犯対策」です。【放課後等デイサービスより】2025.07.18

みんな知りたいリンケージ今週のひみつ

~放課後等デイサービスより~

今週のテーマは「子どもの防犯対策」です

 

先日、法人内の研修で「防犯対策」を行いました。何となく知っているような知らないような…。また、時代によって犯罪のやり方も変わってくるので、それに対しての対策が必要になるようです。

侵入窃盗では下見は万全にし、現在は「お金がありそうか」というより、「侵入しやすいか、逃げやすいか」等に重きを置いているようです。また、下見をした際マーキングをし、玄関や表札・メーターボックスなどに記号を残していることもあるようでした。(マーキング例や意味について知りたい方は、どうぞネットで検索を!)

そんな中、「子どもの防犯対策についてはどうなのか?」と疑問をもち、登下校の防犯について検索し、「なるほど!」と思ったものをいくつかご紹介したいと思います。

 

皆さまもご存じの「いかのおすし」。意味も結びついていると思いますが、これは防犯意識を高める5つの行動指針について、子どもが簡単に思い出させるような形で構成されているようです。子どもがイメージしやすくする為にも、言葉が示す状況を具体的なシーンなどで伝えると分かりやすいようです。そこで防犯意識を芽生えさせることが重要になってくるようで、簡単にコツをご紹介します。

 

~繰り返し何度も伝える~

「気を付けてね」の声掛けに「わかった」と返事をしている子どもの中には、何に気をつければ良いのかわかっていない子も多くいます。具体的に何に気を付けることが必要なのか繰り返し伝えるようにします。

~実際に体を動かしながら伝える~

通学路を一緒に歩き、危ない場所や110番の家(安全の家)の場所を確認し、不審者に声をかけられた時の対応方法を実践します。

~「なぜ」を具体的に伝える~

「なぜ危ないのか」「なぜ防犯が必要なのか」「何に気を付けるのか」など、「なぜ」を具体的に伝えることで、納得しやすく防犯意識の向上に繋げます。

~過度に怖がらせない~

「外=怖い場所」と認識してしまうと、登下校が不安になってしまい通えなくなってしまうおそれがあるので、幼いうちはクイズや絵本などで楽しみながら学ぶのが良いみたいです。

 

登下校でかかせない防犯ブザーは「通学用」「外出用」の複数個を用意し、実際に使えるようにしておくことが大切です。防犯ブザーがない時には「キャー!」と叫んでしまいそうですが、子どもの「キャー!」という高い声は、大人にはふざけて遊んでいるように聞こえてしまうようで、「助けて!」と大声で叫ぶようにするのが好ましいとのことです。

また、日頃から親子のコミュニケーションをとり、子どもの行動を把握し、変化を見逃すことがないようにすることが大切です。親に被害があったことを言うと、怒られるのではないかと恐れてなかなか言い出せないということがないよう、様子が違う時には、やさしく声をかけてあげることが大切です。また子どもの行動範囲の危険な場所や、いざという時に助けを求められる場所を把握して、子どもに教えておくことも大切です。

 

子どもが安心して過ごせる世の中になることが一番ですが、そうはいかない現実…。守れる側が守っていくことが大切になるのではないかと思います。子どもに防犯の大切さを教えると共に、大人の私たちが意識し情報を更新しながら繰り返し伝えていくことが大切なのだと改めて思いました。

そして誰もが安心して暮らせる世の中、未来がそうであると願いつつ、自分で自分を守る術も必要だと教えなければならないとも思います。防犯対策においてだけでなく、生きていく上でも重要であると、そう考えずにはいられません。

これからも、このことを頭におき、子どもと楽しく未来に向かっていきたいと思います。

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