みんな知りたいリンケージ今週のひみつ
~児童発達支援より~
今週のテーマは「秘密基地のすごさ」です。
秘密基地っていう言葉を耳にするだけで大人でもワクワクするのは、なぜなのでしょう?
子どもの頃、遊びに来た近所の子どもたちと一緒に勉強机と羽毛布団で秘密基地っぽいのを作って、その中でお家ごっこをしていたなぁと記憶が蘇ってきました。
そらまめの午後のクラス、にこそらでは、2ヶ月間くらいかけて秘密基地を作りました。
お家みたいにする子、壁みたいにする子…テレビ台を作った子もいました。
それぞれ、頭に描いているものをダンボールや廃材を使って作っていきます。
そんな秘密基地には
🌲 1. 自分だけの「特別な場所」
- 秘密基地は、自分だけの世界。外のルールや大人の目を気にせずにいられる空間です。
- 「ここは自分の領域だ」という感覚は、自己肯定感や安心感を強くしてくれます。
🤫 2. 「秘密」っていうワクワク感
- 誰にも見つからないようにすることが、冒険やスリルを感じさせてくれます。
- 心理的に「秘密を持つ」ことは、自立や個人性の発達にもつながります。
🛠 3. 作る楽しさ/工夫する喜び
- 段ボールや枝を使って工夫しながら作る過程自体がクリエイティブで楽しい。
- 作業に夢中になることで、達成感や想像力が育ちます。
👬 4. 仲間との絆が深まる
- 秘密基地は「チームで作る」「仲間と共有する」ことも多く、協力や信頼関係が生まれやすいです。
- ただ遊ぶだけでなく、「一緒に守る」「一緒に遊ぶ」特別な関係になります。
🧠 5. 現実からの一時的な逃避
- 学校や家庭とは違う「もう一つの世界」を作ることで、ストレスや不安を和らげる作用もあります。
🌌 6. 想像の自由が広がる
- 秘密基地は、宇宙船にもなるし、魔法の研究所にもなる。
- 子どもの創造力は、限界のない「物語」を生み出します。
秘密基地って可能性が無限大なのです。
そんなみんなで作り上げた秘密基地を「にこそら家」として、にこそらは、みんなの居場所だよ。と子どもたちに伝えました。
みんなで作ったおやつを、にこそら家で食べたり…2人で小さいお家の中に入って遊んだり…
それを見て、本当に秘密基地って子どもたちの色々な可能性を引き出してくれる素晴らしい空間だなぁと思いました。
童心に返れる秘密基地、私たちの日常にもあっったらいいですよね。