みんな知りたいリンケージ今週のひみつは、NPOからです。
今週のテーマは、「グッドウェイ・モデル」です。
今年も暑い日が続きましたね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
我が家の毛むくじゃらの犬にとっては朝夕の散歩は陽ざしが強敵ですが、畑のブルーベリーにとって日当たりはごちそう。次々と濃い紫色になっていきます。
絶対的な善い・悪いはなく、状況次第ということですね。
このことを支援に活かしているのが、グッドウェイ・モデル(Good Way model)。
グッドウェイ・モデルでは、
絶対的に善い行動も悪い行動もない。
(ライブで大きな声で歌うのは善いが、図書館で大きな声で歌うのはよくない)
絶対的に善い感情も悪い感情もない。
(不安は善い感情と思われていないが、自分や誰かを守るためのきっかけになりうるとしたら、不安だって必要な感情)
絶対的な善人も悪人もいない。
(誰にでも善いところと悪いところがある。)
この立場に立って、私たちが今生きている社会のルールや文化的な基準を学び、どのような行動が善いことか、悪いことかを理解し、トラブルを避けるために、自分はどちらの意見に耳を傾けるかを選べるようにする考え方です。
この考え方を支援者の方にご紹介すると、子どもや若者との対話が変わってくるそうです。
「ねぇ、あなたの善いところはなんて言っているの?あなたの悪いところはなんて言っているの?でもって、あなたはどちらの声をきくことにする?」
子どもにも若者にも、私たちにも選択できる権利があるってことに気づかせてもらえる考え方です。