みんな知りたいリンケージ今週のひみつは放課後等デイサービスそらまめ2からです。
今週のテーマは「おんべろ様」です。
さてはて、みなさん、こんにちは。
リンケージの内垣です。
こんにちは、皆様の中では、「おんべろ(様)」って、ご存じの方、いらっしゃいますでしょうか?群馬の上毛新聞の投書欄には、ときどき出てくるこの言葉、いったい、どういったものなのでしょう?
簡単にいうと、おんべろ様は、「群馬の神様的な存在」のようです。自分ちの近くの美容師さんから、お聞きしました。この言葉、なんとも不思議な響きのある言葉ですよね。
そこで、さっそく調査に乗り出しました。昔から伝わる習慣のようでしたが、しらべ始めると、リンケージのスタッフやご利用者様は、徹底的に調査しても、ほとんどの方はご存じありませんでした。
「群馬で、この伝統は途絶えかけている!」と危機感を持った私は、ご存じでいらっしゃった貴重な情報源から、念入りに聞き取りを始めました。情報をくださった方、まことに、ありがとうございます。
そんな風に調べましたところ、以下のようなことがわかりました。以下、自分が作った書類からのコピペです。
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おんべろ様は、
12/15 の屋敷祭りに、飾る、という、群馬の伝統だとか、、、
以下は、グーグルより---------------------------------------------------
篠竹を取ってきて、オンベロを作ります。祠の隣に竹を2本差して縄を結び、縄に紙垂を垂らします。オンベロは神棚、仏壇、お勝手、トイレ、玄関等、神様のいるところに飾ります。
→何件か、ご報告をいただきました。
・どうも、西毛地区あたりの伝統行事、らしい。
・行う日にちは、さまざま。11月15日、12月1日、12月15日、1月15日など、様々な情報が、ありました。
・家内安全を願う行事で、「お稲荷さま」が関係ある場合が多い。お供え物は、イワシ、いなりずし、野菜など。
・「おんべろ様」という名前を聞いたことがあるひとはいない。見たことはある人は、ちらほらいらっしゃる。「べんべろさま」の場合も。「家神さま」「やしき神」など、家に関する神様に1年のお礼をするというのがお祭りの趣旨らしい。
・御幣をつくり方も、ばらつきがある様子。篠竹に紙を挟むのは同じだけど、しめ縄をするところもあれば、しないところもある様子。
そらまめでは、今回、1月4日~6日(旧暦の12月1日ごろ)に、こどもたちと一緒につくってみようと思います。ぜひ、群馬の伝統を復活させましょう。篠竹がない場合は、割りばしなどで行おうと思います。
よろしくお願いいたします。
リンケージ内垣大樹
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というような感じです。
というわけで、上記のように、
1月4日~1月6日に、子供たちに「おんべろ様」を作ってもらうことにしました。
半紙や篠竹を用意して本格的に作ることも考えたのですが、子供たちが作ってくれるかどうかもわからないうえに、子供たちのためには「作りやすさ」が一番大事だなと思い、半紙の代わりにA4用紙を使い、篠竹の代わりに割りばしを使いました。A4用紙には印刷して、折ったり切ったりしやすいようにし、割りばしは、紙をはさんだり、テープを張るのがやりやすかったので、結果的には、よかったのかなと思います。
以下は、子供たちが作ってくれた、おんべろ様です。
神社にお供えしたりもしました。
実際につくってもらって思ったこと、意外と、折るところにメンタルローテーションの力が必要で、ささっとできるものではないのだな、と反省したりしました。
でも、子供たちが大きくなった時、よくわからないもの作ったなぁ、と少し思い出せる、変な思い出を一つ作れたのではないかなと思います。また、群馬の伝統文化をつなぐ手伝いができたように思います。
ご協力いただいた、皆様、まことにありがとうございました。
リンケージ
内垣大樹